下地処理をサボる業者が静岡に多い理由と見分け方|元下請け職人が実態を語る
2026/05/29
下地処理をサボる業者が静岡に多い理由と見分け方|元下請け職人が実態を語る
公開日:2026年5月|著者:MyC代表 千葉
塗装して3年なのにもう剥がれてきた」
静岡市内でこういう相談を受けるたびに、原因はほぼ決まっています。下地処理が省かれていたのです。
私は独立前、長年にわたって下請けの塗装職人として静岡市内のさまざまな現場に入ってきました。その経験の中で、下地処理が適切に行われていない現場を何度も目にしてきました。
なぜそれが起きるのか。どうすれば見分けられるのか。元下請け職人だからこそ知っている実態をお伝えします。
下地処理とは何か?なぜ重要なのか?
まず基本の確認です。
下地処理とは、塗料を塗る前に外壁の状態を整えるすべての作業のことです。高圧洗浄・ひび割れ補修・ケレン・シーリングの打ち替えなどがこれにあたります。
塗装の寿命を左右するのは塗料の種類よりも下地処理の質です。どれだけ高価なフッ素塗料や無機塗料を使っても、下地が整っていなければ数年で剥がれます。逆に、下地をしっかり整えればシリコン塗料でも15年近く持ちます。
塗装の寿命は、塗料ではなく下地処理で決まる。
これは現場で何百件もの施工を見てきた実感です。
下地処理が省かれる理由
下請け現場の実態
下請けとして多くの現場に入ってきた経験から、下地処理が省かれる構造的な理由をお伝えします。
理由① 工期と単価が最初から決められている
下請け職人は、元請け会社から「この現場、〇日で仕上げて、単価は〇万円」という条件で仕事を受けます。
工期が短く単価が安いほど、時間のかかる下地処理にかけられる時間は削られます。ひび割れの補修を丁寧にやれば半日かかる作業も、「ざっと埋めるだけ」にすれば1時間で終わります。その差は仕上がりを見ただけではわかりません。
私が下請け現場に入っていたとき、現場によっては「洗浄は軽めでいい」「クラックは大きいところだけ埋めて」と元請けから指示が来ることもありました。職人として納得できないことも正直ありました。
理由② 下地処理は完成後に見えなくなる
塗り終わった外壁を見ても、下地処理をしたかどうかはわかりません。
きちんと補修したひび割れも、ざっと埋めただけのひび割れも、塗料を重ねてしまえば見た目は同じです。手を抜いても短期間はきれいに見えるため、施主さんが気づくのは数年後の剥がれや膨れが出てからです。
見えなくなる部分だから、手を抜きやすい。これが下地処理が省かれる根本的な理由です。
理由③ 元請けも現場を細かく管理していない
大手リフォーム会社や工務店が元請けになって下請けに丸投げするケースでは、元請けの担当者が毎日現場を確認しているわけではありません。
着工前と完成後に来るだけ、というケースも珍しくない。その間の工程で何が行われているかは、実質的に下請け職人任せです。
理由④ お客様が下地処理を確認しない
「塗料は何を使いますか?」と聞くお客様は多い。でも「下地処理はどんな工程でやりますか?」と聞くお客様はほとんどいません。
聞かれないから、説明しない業者が増える。需要がなければ品質が上がらない、という構造が業界全体に染み付いています。
静岡市で特に注意が必要な理由
静岡市は温暖で住みやすい地域ですが、外壁にとっては決して楽な環境ではありません。
夏の強い紫外線、梅雨時期の湿気、台風による雨風、清水区など海沿いエリアの塩害。これだけの負荷が毎年外壁にかかります。
下地処理が甘い外壁は、こうした気候条件の下では特に早く劣化します。静岡市内で「塗装して数年で剥がれた」という事例が出やすいのは、この気候条件と下地処理の粗さが重なっているからだと私は見ています。
下地処理をサボる業者を見抜く5つの質問
では実際に、どうやって見分ければいいか。業者に直接ぶつけてほしい5つの質問です。
① 「完全自社施工ですか?誰が現場に来ますか?」
「自社施工」と書いておきながら実際は下請けに流している会社は、業界の中にかなり多く存在します。
曖昧な答えが返ってきたら要注意。「HPに載っているスタッフの誰が来るんですか?」と具体的に詰めて聞いてください。きちんとした業者なら担当者の名前と役割を即答できます。下請け丸投げの業者は、この質問に対してたいてい答えが濁ります。
② 「地域密着でやってますか?どのエリアが中心ですか?」
地域密着の業者は手が抜きにくい構造にあります。近所で評判が広がれば次の仕事に直結するし、悪い評判もすぐ広まる。だから丁寧にやらざるを得ない。
「静岡市内全域どこでも行きます」という業者より、「葵区・駿河区を中心にやっています」と答えられる業者の方が、地域への責任感が違います。
③ 「下地処理は具体的にどんなことをやりますか?」
これが一番重要な質問です。
現場に来る人間が実際に施工する職人であれば、高圧洗浄・クラック補修・ケレン・シーリング打ち替えなど、工程を全部スラスラ答えられます。営業担当しか来ない会社では、この質問に詳しく答えられないことが多い。
下地処理の種類や内容については、MyCの「完璧な下地処理」ページで詳しく解説しています。事前に読んでおくと、業者の説明が適切かどうか判断しやすくなります。
④ 「過去に剥がれや膨れのクレームはありましたか?」
まともな業者なら「ありましたが、こう対応しました」と答えられます。「一度もないです」と即答する業者は要注意です。長年やっていれば多少のトラブルは必ずある。その対応履歴こそが信頼の証拠です。
クレームの有無より、問題が起きたときにどう動いたかを聞いてください。そこに業者の本質が出ます。
⑤ 「工事中に写真を送ってもらえますか?」
下地処理は塗料の下に隠れて、完成後には見えなくなります。写真記録を嫌がる業者は、見られたくない工程がある可能性があります。
「もちろんです」と快く答えられる業者を選んでください。工程ごとの写真を記録・共有してくれる業者は、それだけ施工に自信があるということです。
MyCが下地処理を省かない理由
私が独立してMyCを始めたのは、下請け時代に見てきた「やっつけ仕事」の現場への問題意識が根っこにあります。
お客様にとって外壁塗装は何十万円もかかる大きな買い物です。それが数年で剥がれるのは、職人として許せない。自分が受けた仕事は絶対にそうしない、と決めて独立しました。
MyCでは下地処理の内容を事前に説明し、工程ごとに写真を記録してお客様にお渡ししています。見えなくなる部分だからこそ、記録として残す。それが私たちの誠実さの証明だと考えています。
「見積もりを取ったけど、この内容で適切かどうか判断してほしい」という相談も無料で受け付けています。静岡市内であれば現地調査も無料ですので、お気軽にどうぞ。
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MyC
静岡県静岡市葵区一番町82-13
電話番号 : 090-9230-6265
仕上がりも耐久性も、全ては下地処理で決まります。
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