静岡市の外壁塗装｜戸建て向け費用相場と見積書のチェックポイント

■ 塗装面積の算出方法

外壁塗装の費用を左右する要素の一つに、塗装面積があります。塗装面積は、建物の形状や付帯部の有無によって異なり、正確な見積もりを出すためには適切な算出方法を用いることが重要です。

一般的な戸建て住宅の場合、塗装面積の算出は「建物の外周の長さに高さを掛けた数値」で塗装面積を算出できます。ただし、これはあくまでも単純な計算式であり、実際には窓やドアなどの開口部、庇や軒天などの付帯部の面積を差し引く必要があります。

より正確な塗装面積を算出するためには、以下の手順に従うことをおすすめします。

• 建物の外周の長さを測定する
• 建物の高さを測定する
• 建物の外周の長さに高さを掛けた数値で延べ面積を算出する
• 窓やドアなどの開口部の面積を測定し、延べ面積から差し引く
• 庇や軒天などの付帯部の面積を測定し、加算する

これらの手順を踏むことで、より正確な塗装面積を算出できます。

また、業者によっては独自の計算方法を用いる場合もありますので、見積もり時にどのように塗装面積を算出しているかを確認することも大切です。

■ 塗料のグレードと価格の関係

外壁塗装の塗料は、グレードによって価格が大きく異なります。一般的に、耐久年数が長い塗料ほど価格が高くなります。

塗料のグレードと価格のバランスを考慮して、最適な塗料を選ぶことが大切です。

塗料のグレードによる費用の目安は、以下の表の通りです。

（費用は、塗料1缶あたりの価格です。）

安価な塗料は、初期費用は抑えられますが、耐久年数が短いため、短いスパンで塗り替えが必要になります。

そのため、長期的に見ると、高耐久な塗料を選んだ方が費用を抑えられる可能性があります。

塗料を選ぶ際には、初期費用だけでなく、耐久年数やライフサイクルコストを考慮することが重要です。

また、建物の立地条件や周辺環境、建物の構造なども考慮して、最適な塗料を選びましょう。

■ 足場設置費用と付帯工事費

外壁塗装の費用には、塗料代や人件費以外に、足場設置費用と付帯工事が含まれます。足場設置費用は、家の大きさや形状、足場の種類によって異なりますが、一般的には家の外周面積に足場代単価を掛けて算出します。

足場代単価は、600円～800円／平方メートルが相場です。飛散防止ネットの設置費用は、100円～200円／平方メートル程度が相場です。

付帯工事には、高圧洗浄、養生、軒天塗装、雨樋塗装、破風板塗装、縁切りなどがあります。これらの費用は、家の大きさや形状、劣化状況によって異なりますが、一般的には以下の表のような価格帯が相場となります。

足場設置費用と付帯工事費は、外壁塗装の総費用の20～30％程度を占めるため、見積もり時にしっかりと確認することが重要です。

■ 塗装面積と算出根拠

外壁の面積は、建物の形状や付帯部の有無によって異なります。見積書には、塗装面積の算出方法と根拠が明記されているかを確認しましょう。図面や写真などを用いて説明があれば、より信頼性が高まります。

■ 使用塗料の種類と数量

塗料の種類によって、耐久性や費用が大きく変わります。見積書には、使用する塗料のメーカー名、製品名、グレード、数量が明記されているかを確認しましょう。また、塗料の特性やメリット・デメリットについても説明があると、塗料選びの参考になります。

■ 工事費用の内訳

工事費用は、人件費、材料費、足場代、その他諸経費に分けられます。それぞれの内容と金額が明確に記載されているかを確認しましょう。特に、諸経費の内容はあいまいになりがちなので、不明な点は業者に確認することが大切です。

■ 塗装工程

塗装工事は、高圧洗浄、下地処理、塗装、仕上げなど、複数の工程から成り立ちます。見積書には、それぞれの工程の内容と作業日数が明記されているかを確認しましょう。工程表があると、工事の進捗状況を把握しやすくなります。

■ 保証内容

塗装工事には、一定期間の保証が付帯するのが一般的です。見積書には、保証期間、保証内容、保証の適用範囲が明記されているかを確認しましょう。保証書は大切に保管しておきましょう。

以下の表にまとめた項目もチェックしましょう。